こんにちは、現役作業療法士のスマティーです。
今日は、これから作業療法士を目指す方や家族に是非読んで欲しいです記事になってます。
はじめに
「作業療法って、結局なにをする仕事なの?」
そう聞かれて、うまく答えられなかった経験はありませんか。
作業療法は医療・福祉の現場では当たり前の存在ですが、
一般の人だけでなく、学生や新人でも
「説明しようとすると言葉に詰まる」ことが少なくありません。
この記事では、
作業療法とは何かを、専門知識がなくても分かる言葉で解説します。
結論|作業療法とは「その人らしい生活を取り戻す支援」
作業療法とは一言で言うと、
病気や障害があっても、その人が「やりたい生活」を送れるよう支援するリハビリテーションです。

ここでいう「作業」とは、仕事や家事だけでなく、
- 食事をする
- 着替える
- 友人と話す
- 趣味を楽しむ
といった 生活の中のすべての活動を指します。
「リハビリ=運動」ではないのが作業療法
リハビリと聞くと、筋トレや歩行練習をイメージする人が多いかもしれません。

しかし作業療法では、
- なぜその動きが必要なのか
- その人は何を大切にしているのか
- 生活のどこで困っているのか
を重視します。
たとえば「手が動かしにくい人」に対しても、
- ただ指を動かす練習をする
- 箸が使えるようになる
- 好きな料理を再開する
では、意味がまったく違います。
作業療法は生活そのものをゴールに考えるリハビリです。
作業療法士は何を見ているのか
作業療法士が見ているのは、身体機能だけではありません。
- その人の考え方
- 生活環境
- 家族や社会との関係
- これまでの人生
こうした要素すべてを含めて、「この人にとっての生活」を考えます。
だからこそ作業療法は、人によって内容が大きく変わります。
なぜ「何してるか分からない」と言われやすいのか
作業療法が分かりにくいと言われる理由は、マニュアル通りの正解がないからです。
同じ診断名でも、
- 大切にしたいこと
- 生活背景
- 価値観
が違えば、支援内容も変わります。
これは弱点ではなく、作業療法の本質そのものだと私は思っています。
まとめ|作業療法は「生活を専門にする仕事」
作業療法とは、
機能を回復させるだけでなく、生活を取り戻すための、その人オリジナルの支援
を考える仕事です。
もし作業療法が分かりにくいと感じているなら、
それは「何でも扱う仕事」だからかもしれません。
このブログでは今後、
- 作業療法の考え方
- 理論の意味
- 現場での使い方
を、できるだけ噛み砕いて書いていきます。
参考文献
日本作業療法士協会.作業療法とは.https://www.jaot.or.jp/about/ot/
World Federation of Occupational Therapists (WFOT).About Occupational Therapy. https://wfot.org/about-occupational-therapy
Townsend, E. A., & Polatajko, H. J.Enabling Occupation II: Advancing an Occupational Therapy Vision for Health, Well-being, & Justice through Occupation. CAOT Publications, 2013.
Kielhofner, G. Model of Human Occupation: Theory and Application (4th ed.). Lippincott Williams & Wilkins, 2008.
Law, M., et al. Canadian Occupational Performance Measure (COPM) (5th ed.). CAOT Publications, 2014.
American Occupational Therapy Association (AOTA). Occupational Therapy Practice Framework: Domain and Process (4th ed.). American Journal of Occupational Therapy, 2020.
上田 敏.『リハビリテーション医学の考え方』医学書院.
日本作業療法士協会 編.『作業療法白書』日本作業療法士協会.
※注意書き
本記事は、作業療法における一般的な考え方を紹介することを目的としています。
個別の評価・治療・判断については、必ず担当の専門職と相談してください


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