作業療法のレポートが書けない理由|考え方を変えるだけで楽になる

学生向け

こんにちは、現役作業療法士のスマティーです!
今回は、私も学生の頃に悩んでいたレポートについてです。今頑張っている、学生さんに向けて書きました。是非参考にしていただければと思います。


はじめに

・「何を書けばいいか分からない」
・「文章がまとまらず、手が止まってしまう」
・「時間をかけているのに、評価が低い」

作業療法学生から、最も多く聞く悩みが「レポートが書けない」です。

実はこれ、文章力の問題ではないことがほとんどです。

この記事では、
レポートが書けなくなる本当の理由考え方をどう変えれば楽になるのかを解説します。


結論|レポートが書けない原因は「何を書こうとしているか」が曖昧だから

最初に結論です。

レポートが書けない最大の理由は、「自分が何を説明しようとしているのか」がはっきりしていないことです。

多くの学生は、「正しく書こう」「評価されることを書こう」と考えすぎて

書く前に思考が止まってしまいます。


理由①|「正解を書こう」としている

レポートが書けない学生に共通するのが、

「先生が求めている正解を書かないといけない」

という思い込みです。

しかし、作業療法のレポートに唯一の正解はほとんどありません。

教えてもらっているセラピストも絶対の正解は言えません!だから安心してください!

必要なのは、

  • なぜそう考えたのか
  • どう解釈したのか

という思考の過程が大切です


理由②|情報を全部入れようとしている

確かに、書くこと多いですよね!評価項目・理論・背景情報……「全部書かなきゃ」と思うほど、文章はまとまらなくなります。

レポートは、知っていることの一覧表ではありません。

●大切なのは、「何を選んで、何を捨てたか」です。


理由③|評価と考察が混ざっている

よく見るのが

  • 評価
  • 解釈
  • 考察

が文章の中でごちゃ混ぜになってしまうケースです。

最低限、次のように分けるだけで一気に書きやすくなります

  • 評価:何が起きているか
  • 解釈:なぜそうなっているか
  • 考察:だから何を目指すか

作業療法レポートの基本構造

まずは、この超シンプルな型を使ってみてください。

  1. 対象者はどんな生活をしている人か
  2. 今、生活のどこに困りごとがあるか
  3. なぜ、その困りごとが起きていると考えたか
  4. 作業療法として何を目指すか

この順番で考えると、作業療法らしい文章になります。

「上手に書こう」としなくていい

多くの学生が、最初から「きれいな文章」を書こうとします。

でも実際は、

  • 箇条書き
  • 短い文
  • 自分の言葉

で十分です。

上手な文章より、筋の通った考えの方が評価されます。


書けないときの具体的な対処法

手が止まったら、次の質問を自分にしてみてください。

  • この人は、どんな生活を送りたい?
  • 何ができるようになると困りごとが減る?
  • 作業療法として関われる部分はどこ?

これは、作業療法の思考そのものです。


レポートは「思考の練習」

作業療法のレポートは、文章力を測るためでは課題ではありません。

「作業療法士として考える練習」

そのためのものです。

書けないと感じるのは、考えていないからではなく、考え始めている証拠です。


まとめ|レポートが書けないのは能力不足ではない

  • 正解を書こうとしすぎている
  • 情報を詰め込みすぎている
  • 思考の整理ができていない

これらを少し意識するだけで、作業療法のレポートは確実に書きやすくなります。

作業療法士も学生の味方です。実習つらいと思いますが、頑張ってください!!

参考文献

  1. 日本作業療法士協会.作業療法教育における評価と記録.
  2. Townsend E, Polatajko H. Enabling Occupation II. CAOT Publications.
  3. Kielhofner G. Model of Human Occupation. Lippincott Williams & Wilkins.
  4. 石川斉.作業療法臨床思考プロセス入門.
  5. 厚生労働省.医療記録・教育に関する基礎資料.

※ブログ・レポート・教材すべてに使用可能な基本文献です。


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※注意書き

本記事は、作業療法における一般的な考え方を紹介することを目的としています。
個別の評価・治療・判断については、必ず担当の専門職と相談してください

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