超シンプル!COPMとカナダモデルの関係

療法士向け

こんにちは、スマティーです。

前回、大範囲理論カナダモデルの解説をさせていただきました。

その際、COPMとの関係も教えてほしい!!との声があったので、

今回は、超シンプルなCOPMとカナダモデルの関係を解説していきたいと思います。


まず結論から!

COPMは、カナダモデルを「実際に使うための道具」


カナダモデルとCOPMの役割の違い

よく混乱するので、役割を分けて考えます。

カナダモデル

  • 理論や考え方
  • 「何を大切にするか」を示す

COPM

  • 評価ツールの1つ
  • 「何に困っているか」を聞き出す

一言でたとえると

  • カナダモデル
    「クライエント中心でやろう」という考え方や方針
  • COPM
    「じゃあ、何を大事にしてるか本人に聞こう」という方法やツール

もう少しだけ具体的に

カナダモデルが言っていること

  • 作業はその人にとって意味があることが大事
  • OTが勝手に決めてはいけない
  • 本人と一緒に進める

でも、「本人にとって大事な作業って、どうやって見つけるの?」という問題が出てきます。


そこでCOPMが登場!

COPMは、クライエントに直接聞くための道具です。

  • どんな作業で困っているか
  • 何ができるようになりたいか
  • それはどれくらい大事か
  • 今どれくらいできていると思うか

答えるのはクライエント本人

ここが一番大事です↑


関係を一文で言うと

COPMは、カナダモデルの評価にしたものです


CPPFとの関係も超簡単に

  • CPPF:実践の流れ
  • COPM:その中で使う評価

CPPFの「設定」「評価」「成果の評価」でCOPMを使う


よくあるNGな理解とその対処

  • COPM=評価用紙
  • 点数を出すのが目的
  • OTが問題を決める
  • COPM=対話のツール
  • 本人の語りが一番大事
  • 点数は「振り返るため」

実習で使うときの一言フレーズ(便利)

  • 「この人にとって意味のある作業を知るためにCOPMを使う」
  • 「クライエントの視点で作業を特定するためにCOPMを用いた」

最後にまとめ

  • カナダモデル:考え方
  • COPM:聞くための道具
  • COPMはカナダモデルを実践に落とし込むための評価

引用・参考文献

  • Canadian Association of Occupational Therapists.
    Enabling Occupation II: Advancing an Occupational Therapy Vision for Health, Well-being, & Justice through Occupation. CAOT Publications, 2007.
  • Townsend, E. A., & Polatajko, H. J. Enabling Occupation II: Advancing an Occupational Therapy Vision for Health, Well-being, & Justice through Occupation. Ottawa: CAOT Publications, 2007.
  • Law, M., Polatajko, H., Baptiste, S., & Townsend, E. Canadian Occupational Performance Measure (COPM), 5th ed. CAOT Publications, 2014.
  • Polatajko, H. J., et al. Enabling Occupation: An Occupational Therapy Perspective. CAOT Publications, 2007.
  • 日本作業療法士協会(監修)『作業療法白書』 日本作業療法士協会
  • 日本作業療法士協会『作業療法ガイドライン』 日本作業療法士協会
  • 坂本真士・他(編)『標準作業療法学 理論と実践』 医歯薬出版

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※注意書き

本記事は、作業療法における一般的な考え方を紹介することを目的としています。
個別の評価・治療・判断については、必ず担当の専門職と相談してください

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