こんにちは、現役作業療法士のスマティーです!
今回は、理論を勉強したけど読んだだけでは覚えられない方へ、分かりやすく整理しました。是非参考にしていただければと思います。
はじめに
「理論を読んでも、全然頭に入ってこない」
「言葉は追っているのに、意味が分からない」
「結局、現場でどう使うのかが分からない」
作業療法を学ぶ学生や新人OTが、ほぼ必ず一度は感じる悩みです。
ですが、安心してください。
理論が頭に入らないのは、理解力やセンスの問題ではありません。
この記事では、
作業療法理論が理解できなくなる共通点を整理しながら、
どう考え直せば楽になるのかを解説します。
結論|理論が入らないのは「使い道が見えていない」から
最初に結論です。
作業療法の理論が頭に入らない最大の理由は、
「この理論を何に使うのか」が見えていないことです。
多くの人は、
理論を「覚えるもの」として読もうとします。
その時点で、かなりしんどくなります。
共通点①|理論を暗記しようとしている
理論が苦手な人ほど、
- 定義を正確に覚えようとする
- モデルの要素を丸暗記しようとする
という読み方をしています。
しかし、作業療法理論は暗記して使うものではありません。
理論は、考える方向を示す枠組みです。
共通点②|「正しく理解しよう」としすぎている
教科書を読むとき、
間違った理解をしてはいけない
と身構えていませんか?
その結果、分からない言葉が出てくるたびに止まり、全体像が見えなくなります。
理論は、最初は雑に理解していいのです!
共通点③|人や生活を思い浮かべていない
理論を読んでいるとき、「実在する人の生活」を思い浮かべていますか?
- どんな暮らしをしている人か
- 何に困っていそうか
- 何ができるようになると楽か
これを思い浮かべずに読むと、理論はただの言葉の塊になります。
共通点④|理論を“万能な答え”だと思っている
理論を読むときに、
「この理論を使えば、正解が出るはず」
と思ってしまうと、現実とのズレに戸惑います。
作業療法理論は、答えを出す道具ではなく、考えを整理するための道具です。
理論を読むときのおすすめの考え方
理論を読むときは、次の問いだけで十分です。
- この理論は、何を見落とさないためのもの?
- どんな視点を思い出させてくれる?
すべて理解しようとしなくていいです。
「理論が分からない」は成長のサイン
実は、理論が「分からない」と感じ始めるのは、かなり健全な状態です。
なぜなら、
- 現実の複雑さに気づいてきた
- 単純な答えでは足りないと感じている
というサインだからです👏👏
最初から「分かった気がする」理論理解の方が、むしろ危ういこともあります。
理論と現場をつなぐ簡単な方法
現場や事例を見たときに、
次のように考えてみてください。
- この人の生活で、理論は何を見せることができるのか?
- 理論を使うと、見え方はどう変わる?
理論は後づけで使ってもOKです。
後から整理する方法
現場でリハビリした後に、
次のようなことを考えたことはありませんか
現場でリハビリした後になんで良くなったのかわからない
そんなときに、
理論をもとに自分の考えを整理すと
なんとなく自分のやってきたことの根拠を学ぶことが出来るかもしれません
まとめ|理論は「分かる」より「戻れる」ことが大事
- 理論は暗記するものではない
- 正確さより、使いどころが大事
- 人と生活を思い浮かべる
作業療法の理論は、迷ったときに立ち返るための地図です。
「頭に入らない」と感じるのは、理論を使おうとしている証拠でもあります。
参考文献
- Townsend E, Polatajko H. Enabling Occupation II. CAOT Publications.
- Kielhofner G. Model of Human Occupation. Lippincott Williams & Wilkins.
- 日本作業療法士協会.作業療法理論の基礎と活用.
- 石川斉.作業療法における臨床思考プロセス.
- 川上照彦.作業療法理論の実践的理解.
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※注意書き
本記事は、作業療法における一般的な考え方を紹介することを目的としています。
個別の評価・治療・判断については、必ず担当の専門職と相談してください


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